電話占いとブリキ人形

我が家には正体不明なブリキ人形がおいてあります。

僕が子供の頃から倉庫で目にする人形なのですが、お父さんに聞いてもお母さんに聞いてもいつ買ったか覚えていないそうです。

大した問題ではないので、それ以上追求する事はしませんでした。

しかし、暗い倉庫内に何かを取りにいく時などは、そのブリキ人形が酷く恐ろしく感じる事があるのです。

ある時、家の中を大掃除する事になり、僕は倉庫の登板になりました。

倉庫内は埃だらけですし物も多いので嫌だと思っていたのですが、もっと嫌なのがブリキ人形です。

長い事ブリキ人形と一緒にいるのは苦痛だと感じたので、ブリキ人形を倉庫から出して掃除する事にしました。

実はブリキ人形に触るのはその時が始めてだったのですが、ブリキ人形を手に取ると奇妙な物が目に入りました。

背中に小さな紙が貼ってあったのです。

その時は然程気にせずにブリキ人形を倉庫から出して掃除をしたのです。

しかし、掃除をしながらぼーっと考えていると、ふと嫌な考えが頭に浮かんだのです。

あのブリキ人形に貼られていたのは、「お札」なのではないのかと。

それに気づいた時からは掃除どころではありませんでした。

ブリキ人形を見ないように急いで家にもどると、電話占い師として働いている叔父の元に電話をいれたのです。

電話占いと叔父に続きます。

電話占いと叔父

何故、真っ先にお父さんとお母さんに相談しないかというと、二人は僕以上に怖がりだからです。

もしも、下手なことをいってしまうと、引っ越すなどと言いかねません。

僕はブリキ人形が怖いだけで住んでいる場所は気に入っています。

ですから、電話占い師の叔父に相談する事にしたのです。

じつは、僕は叔父の事をあまり好きではありません。

豪快な性格でいつも僕を虐めるのです。

しかし、背に腹は代えられないので、叔父に電話をしました。

叔父は僕からの電話を喜んでいるようで、きっと僕の事を虐めると思ったのでしょう。

ですが、ブリキ人形の話しをすると叔父の声色が変わりました。

そして、ブリキ人形の紙を剥がしたのかと確認してきたのです。

叔父はその方面では嘘をついたりはしないので、余計怖くなりましたが、触りはしていなが紙を剥がしていないと言いました。

また、お札かも確認していないし、今は倉庫の外に出している事を伝えると、すぐに人形を倉庫に戻すように指示したのです。

怖さもありましたが、とにかく叔父の事を信じ、紙を剥がさないように丁重に倉庫の中に戻したのです。

そして、電話では拉致があかないので、後日家に来てくれる事になったのです。

電話占いと驚く結末に続きます。